さっぽろ雪まつり、テレビ塔下に巨大滑り台 持続可能へ新コンセプト
さっぽろ雪まつり、テレビ塔下に巨大滑り台 持続可能へ

さっぽろ雪まつり実行委員会は13日、2027年2月に開催する次回雪まつりの新たな開催要綱を発表した。体験型コンテンツの導入や気候変動への姿勢を明確に打ち出すリブランディングを進め、持続可能なイベントへの転換を目指す。

「雪への感謝祭」が新コンセプト

雪まつりは近年、暖冬による雪不足のほか、自衛隊の協力縮小、物価・人件費の高騰など多くの課題を抱えている。社会的意義や価値を高めることで解決につなげようと、あり方の検討が続いていた。

新たに掲げるコンセプトは「雪への感謝祭―Blessed by the Snow―」。雪は市民にとって、時に生活の負担となる迷惑な存在だ。一方で、世界中から人々を呼び込む街の資源でもある。気候変動の影響で、その雪も現在の状況が当たり前ではなくなるかもしれない。「美しさ」や「楽しさ」だけでなく、気候変動を考えるきっかけにする。環境問題への姿勢も打ち出すことで、理念に共感する市民や企業・団体の輪を広げ、スポンサー獲得や来場者からの協力金(寄付)にもつなげたい考えだ。

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テレビ塔下に巨大滑り台を新設

その象徴的な取り組みの一つが、さっぽろテレビ塔の下に巨大滑り台を新設する計画だ。高さ約7メートル、長さ35~50メートルほどで、有料を想定。雪を活用するが、「全部が雪」ではなく足場も使用する。シンボルの大雪像だけに頼らない魅力づくりを進めるとともに、雪の使用量を抑えることで運搬コストなど環境負荷の軽減も意識する。まつりの会期終了後も10日ほど運営を続ける方向で検討しているという。

宿泊税を活用し予算増加

さらに今年度からは、札幌市が導入した宿泊税を活用する。約2億9千万円が関連事業に充てられ、事業全体の予算は前回決算ベースから約2億3千万円増加した。新設の滑り台のほか、コンセプトに基づいた会場づくり、協力金の受け入れ環境整備など、新たな取り組みに活用する。

次回の雪まつりは2027年2月4日から11日までの8日間開催される。実行委員会は、持続可能性を重視した新たな方向性で、多くの来場者と協力を呼びかけたいとしている。

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