最大震度7の地震に見舞われた熊本県で30日、被害の全容がつかめない中、懸命な救助活動が続いた。爆発が起きた大型商業施設「イオンモール熊本」(嘉島町)や、煙突が折れた日本製紙八代工場(八代市)には安否不明者が残されたまま。水道や電気が途絶した被災地は29日夜も震度5弱を観測するなど地震活動の活発な状態が続いた。避難者の健康状態も危ぶまれる。
死者と安否不明者の状況
県などによると、29日までに確認された死者は14人で、6人が心肺停止となっている。安否が分からない人はイオンモールで3人、日本製紙八代工場で4人いるとみられる。がれきが散乱する現場での捜索は難航する懸念もある。
断水・停電と交通への影響
29日夜時点で、多くの被災地で断水や停電が解消されておらず、自治体や電力会社は対応を急ぐ。JR九州によると、九州新幹線は熊本―鹿児島中央間は被害の詳細な把握に手間取り、再開の見通しは立っていない。筑後船小屋(福岡県筑後市)―熊本間で30日中の運転再開を目指す。
地震発生の概要
地震は28日午後4時27分ごろ発生。熊本県の宇城市と氷川町で震度7を観測した。



