大阪府は29日、熊本地震の被災地にトイレカー1台を派遣すると発表した。地震による断水でトイレ不足が懸念されるためで、30日にも熊本県八代市内に到着する見込みだ。
トイレカーの概要
トイレカーは中型トラックの荷台を活用した自走式で、大便器のある個室4室のほか、男性用小便器のある個室と多目的室を合わせ計6室を備える。多目的室には大便器とおむつ交換台も設置されている。府は2024年の能登半島地震を機に2025年6月に導入し、今回が初めての被災地派遣となる。
給水車の派遣
府によると29日午後3時半時点で、大阪市が2台、堺市と大阪府豊中市が各1台の給水車を被災地に派遣することを決めた。さらに泉佐野市は特産品に関する協定を結ぶ熊本県宇土市に1台を送り出した。
警察の派遣
府警も被災者の救出・救助や避難誘導にあたる広域緊急援助隊約100人を、30日正午ごろに被災地入りできるよう調整している。
吉村洋文知事(日本維新の会代表)は29日の記者会見で、維新の元衆院議員の小野泰輔・八代市長と同日午前に連絡を取り、被災地が求める支援内容を確認した上で派遣を決めたと説明。「トイレの環境が厳しくなれば感染症のリスクが広がる。安心してトイレが使えるようにしたい」と述べた。



