食品消費税1%引き下げ方針、8月初旬にも閣議決定へ 野党5党が反対
食品消費税1%引き下げ、8月初旬閣議決定へ 野党5党反対

高市首相は29日、政府と与野党による社会保障国民会議に出席し、食料品の消費税率を2年間限定で1%に引き下げる案を盛り込んだ中間とりまとめの報告を受けた。首相は「政府・与党としての方針を早急に検討する」と表明した。1%への引き下げ方針を8月初旬にも閣議決定する方向で、30日の自民党役員会で調整を指示する。

野党5党が反対、賛成は1党のみ

消費税1%案には、野党6党のうち5党が反対しており、中間とりまとめには、早期の給付実施などを求める野党の主張も併記された。首相は首相官邸で開かれた会議で「意見の一致には至らなかったが、国民の負担軽減を早期に実現する必要があるという問題意識は、各党共通だと受け止めている」と語った。

社会保障国民会議の実務者会議で29日了承された中間とりまとめには、所得に連動した中低所得者向けの新たな給付制度を2029年度に本格導入することが明記された。それまでの「つなぎ」措置としての消費税減税については合意できず、明確な結論は示さなかった。

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「実質ゼロ化」の仕組み

消費税1%案は、来年4月1日から2年間限定で食料品の税率を現在の8%から1%に引き下げ、1%相当分を中低所得者向けの給付に充てることで、消費税を「実質ゼロ化」する内容だ。実務者会議議長の小野寺五典・自民党税制調査会長が示した。

各党党首らが参加した29日の国民会議では、国民民主、中道改革連合、立憲民主、公明、チームみらいの5党は改めて反対を表明し、現金給付などを訴えた。日本保守党は「消極的な賛成」の立場を示した。

新給付制度は「きめ細かな支援」

中低所得者向けの新たな給付制度は、所得に応じて給付額を増減させる仕組みだ。首相は会議で「これまで批判が多かった一律給付と異なり、きめ細かな支援を届ける点で、画期的な意義を有する」と強調した。

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