人口わずか27人。瀬戸内海に浮かぶ「男鹿島」(たんがしま)を訪れた肉体派ライターの佐藤大輝氏が、日帰り旅行の正直な感想を語った。前編記事で営業を続ける“海の家”の実態を紹介したが、後編では島全体のリアルな姿を伝える。
島に上陸。素直な感想は…「まじで何もねぇ!」
男鹿島へのアクセスは意外と悪くない。国内外から観光客が訪れる姫路城の最寄り駅、JR姫路駅前からバスに乗って姫路港まで約20分、船で25分ほど揺られると男鹿島に到着する。姫路駅までは大阪駅から約1時間、神戸三ノ宮駅から約40分で移動可能だ。
島に上陸した佐藤氏は「まじで何もねぇ!」と率直に感想を漏らす。しかし、その直後に「でもテンション上がる!」と続け、廃墟や錆びたバスが残る風景に魅力を感じたという。
“海の家”で瀬戸内海の新鮮な魚をいただく
島には「海の家」と呼ばれるドライブインが一軒あり、地元の漁師が獲った新鮮な魚料理を提供している。最盛期には500人以上が暮らしていた島だが、現在は27人。それでも海の家は50年以上続いており、1億円超のクルーザーで訪れる客もいるという。
島は超コンパクト。昼食難民に注意
島は非常にコンパクトで、徒歩で一周しても1時間ほど。ただし、飲食店は海の家一軒のみで、事前に予約しないと昼食にありつけない可能性がある。佐藤氏は「昼食難民になるリスクがある」と注意を促す。
人口27人の島で、筆者が見た光景
島を歩くと、廃屋や錆びたバスが点在する。最盛期の面影を残す建物は朽ち果て、静寂が支配する。佐藤氏は「過去と未来にタイムスリップできる不思議な島」と表現し、日本の人口減少社会の縮図を見た気がしたという。
“自販機”との出会いに感動
島には自動販売機が一基だけ設置されており、その存在に佐藤氏は感動した。「何もない島で、冷たい飲み物を買える喜びは格別だった」と語る。
過去と未来に「タイムスリップ」できる不思議な島
男鹿島は、過疎化が進む日本の未来を映し出す鏡のような存在だ。佐藤氏は「百聞は一見に如かず。目には見えない何かを見つけに行こう」と締めくくり、読者に島訪問を勧めている。



