花嫁姿の女性らが供え物を入れた器を手に街中を練り歩く伝統行事「七行器(ななほかい)行列」が23日、南会津町の田島地区で行われた。沿道に詰めかけた観光客らは華やかな花嫁行列に見とれていた。
800年の歴史と五穀豊穣への願い
この行事は、鎌倉時代から約800年の歴史があり、国の重要無形民俗文化財に指定されている「会津田島祇園祭」の主要行事の一つ。五穀豊穣(ほうじょう)、疫病退散などを願い、どぶろくや赤飯、サバを盛りつけた七つの器を田出宇賀(たでうが)、熊野両神社に奉献する。
この日は色とりどりの花嫁衣装をまとった女性や、かみしも姿の男性ら約80人が器を持ち、商店街から両神社までの約900メートルをゆっくりと歩いた。妻と見物に訪れた栃木県那須塩原市の男性(75)は「初めて見たが、素晴らしい」と感激した様子だった。
来年から日程変更へ
同祭は1993年以降、夏休みに入った子どもたちが参加しやすいように7月22日から3日間の日程で開催してきたが、担い手不足などを受けて、来年からは「海の日」を含む3連休に変更される。



