アンダーパス冠水対策の運用指針公表、国交省が自治体支援方針
アンダーパス冠水対策の運用指針公表、国交省が支援方針

国土交通省は6日、アンダーパスでの冠水事故を防ぐための運用指針を公表した。千葉県を襲った豪雨で複数の死者が出たことを受け、全国の自治体に対し、リスクに応じた対策を求める内容だ。

指針の概要と自治体への支援

運用指針では、全国のアンダーパスを冠水リスクに応じて4段階に分類。「特に高い冠水リスク箇所」には遠隔遮断機の設置を要請するほか、過去に被害があった幹線道路などを想定し、予防的な事前通行規制や車両の進入防止対策、排水機能の確保などを組み合わせる「多重防御」を求めている。

さらに、リスクの度合いにかかわらず、規制状況を即座に周知できる道路情報板や赤色灯の設置も求める。8月の千葉豪雨では、千葉市内の国道アンダーパスで停電のため排水ポンプが機能せず、非常用発電機も正常に動かなかった事例があった。このため、設備の異常時には早めに事前通行規制を行うよう促している。

国交相の会見での発言

井林国交相は記者会見で「(自治体から)予算の要望があれば、総合的に支援したい」と述べ、安全対策設備の導入や更新について全国の自治体を財政的に支援する考えを示した。また、「警察など関係機関と連携し、実効性のある対策をすみやかに講じていく」と話した。

指針は同日、全国の自治体や国の出先機関に通知された。