クビアカツヤカミキリ防除に予備費32億円、政府が閣議決定
クビアカツヤカミキリ防除に予備費32億円、政府が閣議決定

政府は6日午前の閣議で、サクラやモモなどバラ科の樹木を内部から食い荒らす特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の防除に向けて、2026年度予算一般会計の予備費から総額32億円を支出すると決定した。

被害は全国22都府県に拡大

クビアカツヤカミキリは樹木に卵を産みつけ、幼虫が幹の内側で、養分を運ぶ内樹皮を食い荒らす。食害を受けると枯死する恐れがある。被害は2012年に愛知県で初確認され、今年9月時点では全国22都府県に拡大。被害急増を受け、必要経費を追加した。

駆除と侵入防止策を実施

すでにクビアカツヤカミキリが侵入している地域で薬剤による幼虫の駆除を行うほか、被害を受けた樹木の伐採などを実施する。まだ侵入していない地域でもネットを樹木に巻くなどして、侵入を防ぎたい考えだ。

政府は7月に対策本部を設置し、全国的な防除強化に向けた「防除戦略」を9月にまとめている。今回の支出により、一般会計予備費の残額は7089億円となる。環境省は27年度予算の概算要求で、クビアカツヤカミキリを含む外来生物対策の費用として67億円を計上している。