千葉県のチーバくん、県外PR活動を当面休止 SNSの心ないコメント受け
チーバくん県外PR活動休止 SNSの心ないコメント受け

台風25号で甚大な被害が出た千葉県のマスコットキャラクター「チーバくん」が、県外での活動を当面休止することが分かった。最近の県外でのPR活動を巡り、SNS上で「台風から避難してきた」などと心ないコメントが寄せられたためだ。県の担当者は「チーバくんを守るため、苦渋の判断をした」と話している。

SNSで心ないコメントが相次ぐ

チーバくんは、台風25号が千葉県に最接近した21日に大阪市で開かれた県のPRイベントに参加。姿を見かけた人がX(旧ツイッター)に動画を投稿したところ、「雨から逃げてきた」などとからかうコメントが相次いだ。

23日も、チーバくんがXの公式アカウントで「みんなが安心して過ごせる日が一日も早く来ることを願っています」と投稿したところ、「千葉県が大変な被害にあっているのに、大阪観光は楽しかったかい?」などとやゆする投稿があった。

県外活動の休止を決定

こうした事態を受け、県報道広報課はチーバくんの県外での活動休止を決め、24日にXで発表。26日に前橋市で開かれるイベント「ご当地キャラカーニバルinぐんま2026」に参加予定だったが、取りやめた。県外での活動はほかにも複数予定されていたという。

一方、「がんばっているのにかわいそう」「気にせずガンガン県外で千葉を宣伝してほしい」などと応援するコメントも集まった。7月に地震が発生した熊本県のPRキャラクター「くまモン」も、Xで「復興に向けて一緒に前に進んでいくモン!! また会えるのを楽しみにしてるモン☆」とエールを送った。

県担当者は早期再開に意欲

激励コメントが寄せられたことについて、千葉県の担当者は「チーバくんをこんなにたくさんの人が大切に思ってくれてうれしい。期待に添えるよう、早く県外での活動を再開できるようにしたい」と話した。

チーバくんは、2007年に千葉国体(10年開催)のマスコットキャラとして誕生。国体後も人気があったため、11年に県の公式マスコットキャラとなり、来年1月に20歳の誕生日を迎える。