山口市は、自転車を共同利用する「シェアサイクル」について、16日から本格運用を始める。これまでの実証事業で利用が伸びており、山口県内の自治体で本格的に導入するのは初めてとなる。
拠点は40か所、電動自転車150台を用意
自転車を設置する拠点は40か所でスタートする。山口・湯田温泉エリアには山口井筒屋、湯田温泉こんこんパークなど34か所を、小郡エリアにはKDDI維新ホールなど6か所を設ける。自転車は電動で150台を用意した。料金は最初の30分が160円で、以降15分ごとに同額が追加される。
レノファ山口と連携、観光周遊にも
利用増に向け、サッカーJ3・レノファ山口と協力する。ホーム戦でのPRなどを検討しており、車体にチームのマスコット「レノ丸」をあしらう。試合前後の渋滞解消や、観光での周遊にもつなげたい考えだ。
運営はオープンストリート、市は約3400万円負担
運営はシェアサイクル大手の「オープンストリート」(東京都)が担う。市は同社と2030年度末までの協定を結んでおり、約1億円の事業費のうち約3400万円を市が負担し、自転車や拠点の整備に充てる。事業が黒字になれば、次からは負担なしでの運営が見込めるという。
市の実証事業は2020年度に始まり、昨年度の利用は1万4733件に上る。短距離利用が多く、アンケートでは利用の3割が観光客だった。同市の伊藤和貴市長は「観光にも、市民の普段の足にも使ってほしい」と話している。