ユネスコ登録後初の大津祭本祭、約14万人が来場 13基の曳山が巡行
ユネスコ登録後初の大津祭本祭、約14万人が来場

秋晴れの下、湖国三大祭りの一つ「大津祭」の本祭が11日営まれ、13基の豪華絢爛(けんらん)な曳山(ひきやま)が大津市中心部を巡った。昨年、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されてから初の開催で、約14万人(大津祭曳山連盟発表)が訪れた。

約400年前に始まった祭礼

天孫神社(京町)の祭礼で、約400年前に塩を売る町人がタヌキの面をつけて踊ったのが始まりとされる。巡行は午前9時半頃に同神社を出発。慣例で先頭を進む「西行桜狸山(さいぎょうざくらたぬきやま)」(鍛冶屋町)に続き、8年ぶりに「一番くじ」を引き当てた「月宮殿山(げっきゅうでんざん)」(上京町)などが出発。笛や鉦(かね)、太鼓でお囃子(はやし)を奏でながら町中を巡った。

からくり披露と厄よけちまき

道中、約25か所でからくりを演じる「所望(しょうもん)」があり、所望後には厄よけちまきが曳山からまかれ、多くの見物客が手を伸ばした。ブラジルから来た日系3世の男性(52)は「伝統的な日本の楽器の演奏を楽しみに来た。大津の人が祭りを大切に思っていることを感じた」と話した。