最盛期500人から27人へ:男鹿島が映す日本の縮図
人口わずか27人。岡山県沖に浮かぶ男鹿島は、かつて最盛期には500人もの島民が暮らしていたが、現在はその5%以下にまで減少した。島に上陸した筆者は、まず廃屋や錆びたバスが点在する風景に目を奪われた。窓ガラスが割れた民家、車体が赤茶けたバス。それらが放つ哀愁は、もしかしたら未来の日本で増えるであろう風景を想像させた。
日本の人口は2100年に4000万人割れ:総務省予測
日本全体の人口減少は加速している。総務省の予測によれば、現在約1億2000万人の人口は、74年後の2100年には約4000万人を割り込む見通しだ。つまり、日本の人口は約3分の1になる。男鹿島では50年ほど前に400~500人いた島民が現在27人と、急激な減少を見せているが、日本全体でも場所によっては同様の現象が起きる可能性がある。
「やること」がないからこそ考えられること
男鹿島では、やるべきことややらなければならないことがほとんどない。だからこそ、普段考えないようなこと、例えば過去や未来について思いを巡らせるのに適していると感じた。島を流れる時間は非常にゆっくりしており、慌ただしい現代社会と比べて“お得感”がある。筆者は「まじで何もねぇ!でもテンション上がる!」と率直に感想を述べた。
廃墟と錆びたバスが示す未来
島内には人が住んでいない家や、錆びたバスが放置されている。これらの光景は、人口減少が進む日本の未来を象徴しているかのようだ。空き家が増えれば廃屋も増える。男鹿島の現状は、日本全体の将来を考える上で一つの警鐘と言えるだろう。
冒険好きや都会の喧騒に疲れた人へ
男鹿島は、冒険好きな人や都会での生活に疲れた人に特におすすめできる場所だ。現代社会のスピードから離れ、ゆったりとした時間の中で自分自身と向き合うことができる。人口減少という厳しい現実を直視しつつも、そこに新たな価値を見出す視点も必要かもしれない。



