宮崎市立図書館、書店で本の返却サービス開始 利便性向上と集客増狙う
宮崎市立図書館、書店で本の返却サービス開始 利便性向上と集客増狙う

宮崎市立図書館は今月、図書館などで借りた本を市内の未来屋書店宮崎店でも返却できるサービスを始めた。同店はイオンモール宮崎内にあり、多くの買い物客でにぎわう商業施設に返却拠点を設けることで、図書館利用者の利便性向上と書店の集客増につなげる。宮崎県内でも珍しい取り組みという。

返却ポストの設置と回収方法

流通大手イオングループの未来屋書店(千葉市)は鹿児島県でも同様の取り組みを行っている。今回は市立図書館を市の委託で運営する「図書館流通センター」(東京都)の提案で実現した。

同館によると、今月18日に専用の赤色のポストを店頭に設置。宮崎店は年中無休で、午前10時~午後9時の営業時間中に返却を受け付けている。市立佐土原図書館の本も返却でき、図書館のスタッフが週2回店に出向いて回収する。今後要望があれば、ほかの書店への設置も検討する。

利用状況と関係者の期待

25日現在、児童書など計37冊がポストに返却されたという。市立図書館の赤木美穂統括責任者は「図書館以外でも本に触れる機会を増やし、もっと読書を皆さんの生活の中に取り入れてほしい」と話す。

全国各地で書店は減少しており、宮崎店の担当者は「店内にポストを置くだけなので協力しやすい。双方の利用者増につながればうれしい」と期待している。