大型で強い台風25号は21日、関東地方に最接近した。この影響で、神奈川県では土砂崩れにより計3人が生き埋めになったとみられ、千葉県でも1人が意識不明の重体となっている。
土砂災害特別警報、4例目
気象庁は21日、伊豆諸島の大島町に「レベル5土砂災害特別警報」を発表した。この特別警報は、5段階の警戒レベルで最も危険度が高く、今月7日の大島町などへの発表に続き4例目となる。
気象庁によると、大島町では午後5時20分までの24時間降水量が686.5ミリに達し、9月1か月の平年値(341.3ミリ)の2倍を超えた。首都圏や静岡県でも午後から雨脚が強まり、1時間降水量は静岡県伊豆市で69.0ミリ、千葉県香取市で61.0ミリを観測し、各地で冠水被害が相次いだ。
神奈川・千葉で土砂崩れ被害
神奈川県三浦市では、住宅2棟が土砂崩れに遭い、成人女性が1人ずつ巻き込まれた。県は21日、自衛隊に三浦市への災害派遣を要請した。
横須賀市では21日午後1時55分頃、住民の男性から「裏山が崩れ、妻が生き埋めになった」と消防に通報があった。県によると、60歳代の女性とみられる。
千葉県袖ケ浦市では21日午後、土砂が流れ込んだ道路の復旧作業中だった男性(51)が、重機ごと土砂崩れに巻き込まれた。男性は救助されたが、意識不明の重体という。
台風の進路と今後の見通し
台風25号は21日午後6時現在、千葉県勝浦市の南南東約100キロを時速40キロで北東に進んでいる。中心気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル。22日には日本の東に離れる見込みだ。



