東京都心で7月21日、観測史上初めて気温が40度を超え、午後2時前に40.2度を記録した。気象庁によると、東京都心で40度以上を観測したのは1875年の統計開始以来初めて。これまでの最高は2018年7月23日の39.5度だった。
熱中症で死者10人、救急搬送は急増
東京都監察医務院のまとめでは、この日の熱中症による死者は10人に上った。死者の大半は65歳以上の高齢者で、屋内で発見されたケースが目立つ。東京消防庁によると、同日午後3時までに熱中症で救急搬送された人は前週の同じ時間帯の約3倍に当たる120人を超えた。
気象庁は「命に関わる危険な暑さ」として、不要不急の外出を避け、冷房を適切に使用するよう呼びかけている。東京都は熱中症警戒アラートを発令し、対策を呼び掛けている。
全国的に記録的な暑さ、電力需給もひっ迫
この日の最高気温は、埼玉県熊谷市で41.1度、岐阜県多治見市で40.8度など、各地で40度を超えた。気象庁は、今後も高温が続く見通しで、週末にかけてさらに気温が上昇する可能性があるとしている。
電力需給もひっ迫しており、東京電力パワーグリッドは午後2時台に、供給力に対する需要の割合を示す「予備率」が3%を下回る「需給ひっ迫注意報」を発令。節電への協力を呼び掛けている。
気象庁は、この高温の原因として、太平洋高気圧の勢力が強く、暖かく湿った空気が流れ込んだことに加え、上空の高気圧の影響で太陽光が強くなったことを挙げている。



