OECD分析、世界的な学力低下で「最大の懸念は読解力」 AI導入にも慎重姿勢
OECD分析、世界的な学力低下で「最大の懸念は読解力」

経済協力開発機構(OECD)による国際的な学習到達度調査(PISA)の結果、読解力、数学的リテラシー、科学コンピテンシーの3分野すべてで、世界的に成績が低下していることが明らかになった。特にOECDは、学力の基礎となる読解力の低下を懸念し、「単なる学力低下の問題ではない」と危惧している。

全分野で長期的な低下傾向

OECD平均を見ると、長期的には読解、数学、科学のすべての分野で成績が低下している。今回の調査では特に読解と数学が大幅に下がったが、OECDの分析担当者は「最大の懸念は読解力」と指摘する。この10年で、参加国・地域の約4分の3で読解力の得点が下がっていた。

読解力のOECD平均(2000年の初回から参加している加盟国の平均)の推移を見ると、2000年に500点だった成績は、2012年の501点をピークに低下。2025年には466点まで落ちた。

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背景に好奇心や学習意欲の低下か

OECDはこの結果を「単なる学力の問題ではない」と指摘。考えられる背景として、若者の好奇心や学習意欲、粘り強さの低下があるのではないかと分析した。具体的には、長い文章をじっくり読むことよりも、学習に向ける注意力が分散している可能性が示唆されている。

AIの導入についても、OECDは慎重な姿勢を示している。学力低下が懸念される中で、AIの活用が読解力に与える影響を注視する必要があるとみられる。

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