京都市は2025年の観光客動向をまとめた「京都観光総合調査」の結果を公表した。観光客数は6279万人で、統計を開始した1958年以降初めて6000万人を突破した。外国人客数と宿泊客数も過去最高を更新した。
市外から通勤・通学以外の目的で訪れた人を観光客と定義。国の基準に基づく調査やアンケート調査などから推計した。
内訳と宿泊客の動向
日帰りを含む観光客数の内訳は、日本人が5011万人(前年比11%増)、外国人は過去最高の1268万人(同17%増)だった。毎月400万~500万人台で推移していた。
宿泊客数は1659万人で、うち外国人は809万人(同14%増)。延べ人数の国・地域別では、中国が全体の2割を占め、米国、台湾と続いた。一方、日本人は849万人で前年比8%減。宿泊費の上昇などが影響したとみられる。
経済効果と満足度
宿泊や買い物、飲食などの観光消費額は、市民の年間消費支出の4分の3に相当する2兆474億円。経済波及効果は2兆2193億円で、いずれも過去最高を更新した。経済波及効果から推計した雇用効果は約23万人で、市内の被雇用者の約3人に1人に当たる。
また、満足度調査では、日本人、外国人ともに9割以上が「満足」と回答。ただ、旅行中に「残念なことがあった」と答えた日本人は半数近くに上った。残念に感じた内容は「混雑」がトップで、「マナー」「気候」が続いた。
市観光MICE推進室は「調査結果を踏まえ、市民生活と調和・両立した持続可能な観光の実現に向けて取り組む」としている。



