フードバンク和歌山に助成金50万円 子ども食堂の運営費に
フードバンク和歌山に助成金50万円 子ども食堂の運営費に

子どもの健全育成に取り組む団体を支援する読売光と愛の事業団による「子ども育成支援事業」の助成先に、県内からは今年度、御坊市で活動するNPO法人「フードバンク和歌山」が選ばれた。50万円の助成金は、ひとり親世帯や困窮家庭などを対象に開く子ども食堂の運営費(5か月分)に充てる。

2015年設立、フードバンクと子ども食堂を運営

同法人は2015年設立。生活困窮者らに無償で食品を提供するフードバンクや「御坊こども食堂」の運営に取り組んできた。

御坊こども食堂は毎週土曜と第4日曜に同市湯川町の法人事務局で開催。18歳までの子どもは無料で、保護者らは1人500円で利用できる。子どもが過ごす間に家事や買い物などの時間が確保できることもあり、ひとり親世帯などに好評という。

多彩なメニューで子どもたちを歓迎

食事は食堂責任者の鈴木教代さん(65)が中心に調理を担い、約20人が訪れる土曜は約25種、約50人が利用する日曜は約40種の料理を並べる。

子どもに大人気のソーセージやポテトに加え、アヒージョやタコライスなど、要望も聞きながら工夫を凝らし、なじみのない料理や特別感があるメニューも準備。12日はビュッフェ形式で並ぶ多彩な料理を、子どもたちが思い思いに皿へ盛りつけ、友達と一緒においしそうにほおばっていた。

物価高の影響と助成金への感謝

鈴木さんによると、物価高に伴い、一定の量や種類を提供できなくなる時期があったという。「品数が少ないと来る子が減るほど、子どもたちは正直。品数が確保できれば喜んでくれるので、助成金は本当にありがたい」と笑顔を見せた。

設立当初からボランティアスタッフを務める大河内千賀さん(43)は「(子ども食堂を)卒業した後も顔を見せてくれる子どもたちがいる。成長を見守る楽しさをやりがいに、これからも活動を続けていきたい」と語った。