黄色の絨毯が丘一面に レモンブライトが見頃、国営昭和記念公園のコスモスまつり
黄色の絨毯が丘一面に レモンブライトが見頃、昭和記念公園

東京都立川市の国営昭和記念公園では、「コスモスまつり2026」が開催されている。園内ではキバナコスモスの品種「レモンブライト」がちょうど見頃を迎え、鮮やかな黄色の花が一面に広がる。連日の雨にも負けず、咲き誇る光景は訪れる人の目を楽しませている。

広大な園内で秋の訪れを満喫

東京・新宿から昭和記念公園の最寄り駅であるJR西立川駅までは電車で30分余り。西立川駅からは徒歩2分と、都心からのアクセスの良さも魅力だ。東京ドーム約39個分の広大な園内には、草花や樹木が700種類以上生い茂り、季節ごとに訪れる人を迎える。

園内ではガイドの解説付きで巡る「パークトレイン」が走り、ゆったりと景色を楽しめる。14キロのサイクリングコースも整備されており、自転車をレンタルして秋風を感じながら駆け抜けることもできる。

約400万本のレモンブライト

見頃を迎えている「レモンブライト」は爽やかな黄色が特徴で、園内の「花の丘」には約400万本が咲き誇る。見渡す限り一面に黄色の絨毯が広がっている。キバナコスモスは暑さや乾燥に強い性質を持ち、太くしっかりした茎や葉が密集して立ち並び、互いに絡み合っているため、連日の雨風を受けても倒れにくい。

この美しい景観の裏には地道な手入れがあった。種まきは6月末から7月頭にかけて行われ、本数が多い分、注ぐ手間も並大抵ではない。公園職員の原島みつ子さんは「今年の夏は雨が続き、雑草も多かった。1本ずつ手作業で抜く作業をした」と振り返る。さらに、まつりの開催に合わせて満開になるように調整するため、約80センチの高さに刈りそろえる「切戻し」も行ったという。

休憩スポットやグルメも充実

散策の合間に立ち寄りたい休憩スポットも豊富だ。公園の中心に広がる「みんなの原っぱ」には、高さ20メートル以上、樹齢約100年の大ケヤキがたたずむ。昭和58年の開園以前からこの地に根を張り、時代の移ろいを見守ってきた木で、その前にあるカラフルな「なないろベンチ」はカップルや親子連れなどがひと息つく人気の場所となっている。

水鳥の池に面した「レイクサイドレストハウス」もにぎわいを見せる。屋台が軒を連ね、池を眺めながら軽食を楽しめる。「三福(大福・幸福・裕福)だんご」の栗あん団子(600円)は、もっちりとした食感とともに秋の味わいが広がる。

「きれいな花を見て、忙しい日々の中で少しでもゆったりできる時間を作ってもらいたい」と原島さんは話す。秋風が吹く園内には、笑顔あふれる穏やかな時間が流れていた。

コスモスまつりは10月25日(日)まで。開園時間は午前9時半~午後5時(9月の土日は午後6時まで)。入園料は大人450円、中学生以下無料、65歳以上210円。