熊本地震の被災地で、活断層や地盤災害の研究者も驚くほどの爪痕が残されていることが、現地調査で明らかになった。高速道路の橋を損傷させ、水道管を引き抜くほどの断層の力が確認された。
宇城市の集落で確認された驚きの痕跡
2026年8月1日、震源地に近い熊本県宇城市の山すその集落で、被災状況の調査に入った地盤災害の専門家、安田進・東京電機大名誉教授が、復旧工事のために道路に開けられた穴をのぞき込んだ。
深さ1メートルあまりの穴の中では、太さ30センチの水道管がはずれ、数十センチの隙間ができていた。この様子を見た安田氏は「ボルトで締め付けた水道管を、地下で引き抜くとは。驚くべき断層の力だ」とつぶやいた。
復旧工事の男性も証言
復旧工事をしていた男性に安田氏が状況を尋ねると、「地中の水道管がすぽっと、引っ張られて抜けたんですよ。こんなところがたくさんある」と答えた。
この場所は、今回の地震を引き起こした活断層の一部とみられ、断層の動きによるものとみられるという。



