南米ベネズエラで先週発生したマグニチュード(M)7級の連続地震による死者数が増加する中、大きな被害を受けたラグアイラ州カラバジェーダ地区で28日、瓦礫の中から生存者の親子が救出された。発生からほぼ4日後の生還となった。
親子の救出劇
AFPの記者は、米国とフランスの救助隊が男性とその10代の息子を瓦礫から掘り出し、担架で運び出す様子を目撃した。少年はほこりまみれの状態で救出。右膝に血痕が見られ、右手には包帯が巻かれていた。その後、父親もほこりまみれで救出された。布一枚をまとった体には医療機器が取り付けられていた。2人ともショックを受け、疲れ果てた様子で搬送された。生存率が著しく下がるとされる発生後72時間を過ぎての救出劇となった。
被害状況と死者数
ベネズエラ北西部で24日、M7.2とM7.5の地震が発生し、多くの建物が倒壊。議会のホルヘ・ロドリゲス議長は28日、地震による死者数が1450人に達したと発表した。犠牲者の数は今後さらに増えるとみられる。また、ロドリゲス氏は774棟の建物が倒壊し、そのうち189棟が完全に倒壊したと述べた。
国際的な支援と捜索活動
国連によると、5万人以上の安否が不明で、被災者の数は数百万人に上ると想定されている。デルシー・ロドリゲス暫定大統領は、20か国以上の国から救助隊を受け入れ、現地の人員と共に生存者の捜索を継続しているが、重機不足のため活動は難航している。



