栃木県鹿沼市の東武日光線新鹿沼駅で作業員4人が特急列車にはねられ死亡した事故で、栃木県警が複数の無線機を押収していたことが23日、捜査関係者への取材で分かった。列車の接近を最初に確認する「中継見張り員」が「現場についていたが、列車見張り員と意思疎通できる状態ではなかった」と話しており、県警は無線機を通信手段として正常に使用していたかどうか調べる。
東武建設を家宅捜索、書類30点を押収
県警は同日、業務上過失致死容疑で、作業の元請けだった東武鉄道のグループ会社「東武建設」(栃木県日光市)を家宅捜索した。契約書類など計30点を押収し、安全管理が不十分だったとみて実態の解明を進める。
作業員と見張り員の構成と聴取状況
現場周辺にいた作業員7人と見張り員3人は複数の会社の従業員らで構成され、作業員のうち作業指揮者1人と亡くなった監督役1人が東武建設の社員だった。県警は無事だった作業員や見張り員、運転士の事情聴取を進めている。



