大分海保の巡視艇ゆふぎり、当直なしで浸水しエンジン故障、運用終了へ
大分海保の巡視艇ゆふぎり、浸水でエンジン故障、運用終了

大分海上保安部が4月、部内規定で定められた当直を配置せず、巡視艇「ゆふぎり」に海水が流入してエンジンの一部が故障するトラブルの確認が遅れていたことが、同海保への取材でわかった。ゆふぎりは復旧に時間がかかることなどから運用終了が決まり、同海保は当面の間、巡視艇3隻体制で業務にあたる。

トラブルの経緯と確認の遅れ

ゆふぎりは全長35メートル、110総トン。2000年に就役し、約26年にわたって海上での取り締まりや救難活動などを行ってきた。

4月21日に改修作業が終わり、同海保が造船所から引き渡しを受けた。大分県内のふ頭に停泊させていたところ、翌22日朝、ふ頭近くの造船所の職員から「ゆふぎりの警報装置が鳴っている」と同海保に連絡が入った。船底からトイレで使う海水を取り込むホースが外れ、海水が船内に漏れ出し、エンジンなどがある機関室の床に海水が20センチほどたまっていた。浸水の影響で、エンジンの減速機などが故障していたという。

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規定違反と今後の対応

巡視艇は保安上の観点などから部内規定で、陸揚げしての修理期間などを除いて24時間体制で人を配置するよう定められている。しかし、同21日から22日にかけては当直を配置していなかった。ホースの船底側の弁が開いたままになっていた点も、人がいない時は閉めておくのが通例だったという。

ゆふぎりは復旧に時間がかかることから運用終了が決定し、大分海上保安部は当面、巡視艇3隻体制で業務にあたる。

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