九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)での事故を想定した防災訓練が3日午前、佐賀県で始まった。昨年7月に開設された陸上自衛隊佐賀駐屯地(佐賀市)の輸送機オスプレイが県の要請で初参加した。
地震で全電源喪失の想定
訓練は地震で玄海原発4号機が全ての電源を失い、炉心冷却機能を失う「全面緊急事態」になった想定で行われた。
オスプレイの訓練は、国の現地対策本部長を務める三ツ林裕巳・内閣府副大臣を駐屯地から事故時の対応拠点となる県オフサイトセンター(唐津市)に派遣する想定で実施。午前8時半頃、駐屯地を離陸し、同50分頃にセンター近くの広場へ着陸した。
参加機関と目的
オスプレイの参加を要請した理由について、県危機管理防災課は「事故発生時に支援物資や要員を搬送する選択肢の一つになる」としている。
訓練は、原子力災害に対する関係機関の連携強化や住民の防災意識向上を目的に毎年行われている。今年は自治体や九州電力など約80機関と住民の計約3万人が参加した。