6月の大雨で大型ポンプ全6基が水没した大阪市の治水施設「住之江抽水所」(住之江区)について、完全復旧にかかる費用が当初の試算から数十億円程度縮小できる見込みであることが25日、分かった。
全基更新なら約300億円、修理可能な3基が判明
市は当初、全6基を更新する場合、1基あたり約50億円、計約300億円かかると見込んでいた。しかし、その後の調査で少なくとも3基は部品交換などで修理できる可能性が判明した。
建設局の担当者は25日の市議会建設港湾委員会で、この3基が修理できれば、費用は更新の場合の半額程度に抑えられる見通しを明らかにした。
市長「前向きな材料だ」と評価
横山英幸市長は記者団に対し「(全6基を更新するという)最も深刻なケースで見積もっていたが、前向きな材料だ。完全な(排水)能力回復に向け、引き続き取り組みを続けていく」と述べた。
抽水所の内部は報道陣に公開され、仮設のポンプが設置されている様子が確認された(7月21日撮影)。