宮古市は30日、大規模な豪雨災害に備え、道の駅「やまびこ館」(同市川内)などで総合防災訓練を行った。市職員や消防団員ら約290人が参加し、今年は初めて排水ポンプ車による排水訓練が実施された。
過去の浸水被害を踏まえた訓練内容
同市では2016年の台風10号や2024年の台風5号で、浸水被害が相次いだ。訓練はレベル4の「大雨危険警報」と「土砂災害危険警報」が同市に出され、河川の増水や土砂災害が発生した想定で行われた。
排水ポンプ車と土のうによる備え
県建設業協会宮古支部の支部員らは、閉伊川が氾濫し洪水が発生したとして、1分間あたり3万リットル排出できるポンプ車1台を河川沿いに配置し、排水作業にあたった。やまびこ館の周辺では、消防団員が1個約20キロの土のうを高さ30センチほどに積み上げ、万一の場合の備えを確認した。
参加した中川井防災会の袰岩(ほろいわ)茂人会長(77)は「排水や土のうの訓練を見学し、日頃の備えの大切さを改めて感じた。洪水が発生した時は迅速に避難したい」と話した。



