東京・茅場町駅周辺にスターバックスが9店舗も出店していることをご存じだろうか。2026年7月と8月に新たに2店舗を出店したことで、茅場町駅周辺は9店舗がひしめくスタバ激戦区となった。
筆者は以前からスタバと茅場町は親和性が高いと思っていたが、同じ街に9店舗も出店し、同じブランド同士で競ってどうするのかは気になる。同じ街にこれだけのスタバが出店する意味は何なのか。特定のエリアに集中出店する「超ドミナント戦略」の狙いについて、流通小売り・サービス業のコンサルティングを35年以上続けてきたムガマエ代表の岩崎剛幸が分析していく。
スタバが進める茅場町への集中出店
スタバは日本全国に店舗展開をしているトップクラスのカフェチェーン店だ。スタバは2026年3月末時点で、日本国内で2116店舗を展開しており、1都道府県当たり平均45店舗がある計算だ。「街も歩けば『スタバ』に当たる」と言える店舗数だろう。
日本の飲食関連企業でスタバ以上に店舗展開しているのはマクドナルドとほっともっとだが、同一エリアにこれだけの店舗展開をするのはまれだ。コンビニならまだしも、カフェチェーン店を同じ街に9店舗展開する狙いはどこにあるのか。それを探るため、実際に茅場町の街に行ってきた。
9店舗を回ってみた
関連記事では、日本のスタバがなぜ「好調」なのか、不調なのに成長を続けられているワケを分析している。カフェチェーンとして人気のスターバックスは、国内では店舗数を順調に拡大し、業績も好調な一方で、世界に目を向けると、実は近年不調にあえいでいる。なぜ、日本のスタバだけが好調なのか。
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