水俣病被害者団体は15日、熊本県水俣市で環境省や県と会合を開いた。7月の熊本地震で液状化が発生した同市の公園「エコパーク水俣」について、県は噴出物から水銀は検出されなかったと説明し、団体側は市民説明会の開催を求めた。
県の調査結果と団体の要望
同園は、県がメチル水銀に汚染された水俣湾を浄化するため、水銀を含むヘドロを掘り出して封じ込めた埋め立て地に整備されている。県によると、地震では敷地内の3か所で液状化が発生したという。
会合では、県の担当者は「専門機関の調査の結果、噴出物から水銀は検出されなかった」と説明。団体側は、市民からも安全性を懸念する声が上がっているとし、木村知事も同席して市民説明会を開催するように要望した。
健康調査の進捗
また、水俣病被害者救済法で規定された被害地域での健康調査について、環境省の担当者は「今年度中には本格調査に入る」と従来の方針を改めて示した。専門家と議論して調査の設計を行い、今年度中の着手を目指すという。



