名鉄広見線の新可児―御嵩駅間(7・4キロ)について、2029年4月1日の廃止が正式に決定された。これを受け、岐阜県御嵩町の渡辺幸伸町長は3日、同町役場で記者会見を開き、「廃止までの2年8か月を有効に使い、代替となる新たな公共交通体系の検討・準備を進めたい」と述べた。
廃止区間の現状と課題
廃止区間は、利用者数の減少に歯止めがかからないものの、沿線の岐阜県の3市町(可児市、御嵩町、八百津町)の住民の通学や通勤に使われるなど、重要な交通手段となっている。
代替交通の検討方針
廃止後の代替手段について、渡辺町長は「バスは当然主体になる」と述べた一方、経営主体や路線などは「これから検討する」とし、住民を交えた研究会の開催や、必要に応じて関係機関と連携する方針を示した。
また、廃止後の御嵩駅舎を観光などの拠点として活用する可能性については、「全体計画の中で検討したい」と述べるにとどめた。
可児市長の談話
一方、可児市の冨田成輝市長は同日、「市民の足として少しでも便利な公共交通の実現を目指していく」との談話を発表した。
運営費の支援協定
名鉄と沿線の3市町は同日、廃止までの間の運営に関する協定を締結した。2市町は27、28年度、同社に年額1億円(御嵩町7000万円、可児市3000万円)の運営費を支援する。



