京都府舞鶴市は3日夜、舞鶴湾沿岸近くの住宅の軒下に出没したクマ2頭を、自治体の判断で市街地での発砲を認める「緊急銃猟」で駆除した。緊急銃猟の実施は府内で初めて。
住宅の軒下に2頭、住民に屋内退避呼びかけ
発表によると、3日夕方に市民から複数のクマの目撃情報が寄せられ、市職員が同市大波下の住宅の軒下に2頭いるのを確認した。クマがその場に居座る状況が続き、午後9時40分頃、麻酔銃を使用した緊急銃猟が行われた。住宅は離れで、住人2人は母屋にいた。けが人はなかった。
2頭は親子とみられるツキノワグマで、体重25キロの雌と、同5キロの雄だった。現場は住宅や工場などがある沿岸部の地域で、警察や府市の担当者ら約30人が対応し、半径約60メートルにある7軒の住民に屋内退避を呼びかけていた。
市長「住民に危険が起こる可能性が高いと判断」
市によると、当初はクマが3頭いるという目撃情報もあり、翌4日午前には現場近くで子グマ1頭が目撃されたという。緊急銃猟に至った経緯について、鴨田秋津市長は「長時間、軒下に居座っていたため、府や府警と協議して住民に危険が起こる可能性が高いと判断した」などと説明した。
クマの出没について、市長は「カキを食べに来ているとの情報もある。収穫の予定のない木は速やかに伐採するか、根元に波板を巻き付けて登れないようにするなどの対策をするよう促していく」と話した。



