石木ダム巡り川棚町長「計画通り完成を」…知事に行政代執行回避も要望
石木ダム巡り川棚町長「計画通り完成を」…知事に行政代執行回避も要望

長崎県と佐世保市が川棚町で進める石木ダム建設について「有識者の意見を聞く場」の第6回会合が25日、同町で行われ、平田知事が波戸勇則町長から意見を聞いた。波戸町長は「計画通り完成を」と求める一方、知事による反対住民との丁寧な対話と行政代執行の回避を要望した。

町長、ダムの重要性を強調

波戸町長は、町で過去に発生した豪雨と干ばつによる被害、渇水の現状、建設予定地から移転した住民の心情などを説明したうえで「ダムの重要性をあらためて認識している。多くの町民が建設を望んでいる」と述べた。地域振興策の充実についても重ねて要望した。

反対住民との対話を求める

一方、過去の反対運動について振り返り、建設予定地で反対を続ける13世帯と「膝をつき合わせて」話すよう知事に求めた。

平田知事は、県のこれまでの対応や治水対策への評価を波戸町長に質問。町長は治水対策に感謝の言葉を述べたが、県の対応には「地権者への説明不足が多少あった」と指摘した。

知事「あらためて話を聞く場を設ける」

平田知事は終了後、「町長と(見解の)違いは感じなかった。13世帯は非常にふるさとを大事に思っている方々。あらためて話を聞く場を設けるべく調整している」と話した。