2025年の人口10万人当たりの人身交通事故件数で、浜松市が627・6件となり、17年連続で政令指定都市のワースト1位となった。3日に市役所で開かれた市交通安全対策会議で報告された。
事故原因の約7割が安全運転義務違反
県警や市によると、2025年に市内で発生した人身事故件数のうち、約7割が安全な速度や方法での運転を怠る「安全運転義務違反」が原因だった。十分な安全確認を怠ったり、相手が譲ってくれるだろうと思い込んでいたりして事故を起こしたケースが目立った。
死者数は9人、負傷者数は5982人
2025年の浜松市の交通事故死者数は9人(前年比4人減)、負傷者数は5982人(同82人減)。事故では、出合い頭と追突が約7割を占めた。
県警幹部は「市内にはせっかちな人が多いのか、信号や横断歩道を気にすることなく車を走らせる人が多い」と話す。
AIで危険箇所を予測し、地図アプリで公開
市は県警などと連携し、事故の発生状況や交差点形状などのデータをAI(人工知能)で分析。交通事故発生リスクを予測し、危険度の高い場所を地図アプリ上で確認できるようにした。中野祐介市長は「市民のみなさんに交通事故を自分事として考えてもらえるよう取り組んでいきたい」と話している。



