静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」で河本千奈さん(当時3)が通園バスの中に取り残され、熱射病で死亡してから5日で4年がたった。現場となった園近くの駐車場には献花台が設けられ、ときおり小雨がぱらつくなか地元住民や遺族らが手を合わせた。
両親と妹が訪れ、花束を供える
雨のしずくで覆われた台の上には、花束や、千奈さんが最後にバスの中で飲んでいたとされる麦茶などが次々と供えられた。午前10時45分ごろには、千奈さんの両親と4歳の妹が訪れ、千奈さんが好きだったというディズニープリンセスにちなんだ紫色と黄色の花束を供えた。
父親は「千奈に申し訳ない、助けられなくてごめんなさいという気持ちでいっぱいだ」と伏し目がちに話した。
岐阜から訪れた女性も追悼
夫婦で献花した主婦の高橋眞智子さん(67)は岐阜県大垣市から訪れた。新聞報道で事件を知り、一昨年から毎年足を運んでいる。「自分にも5歳になる孫娘がいる。親の気持ちを思うといたたまれなくなる」と語った。
事件後に就任した幼稚園の現園長は、献花台の前で手を合わせた。事件を受けて通園バスの安全対策は進み、安全装置の完全義務化が行われている。



