ボリビアの首都ラパスの南西約30キロに位置するビアチャの軍基地で4日、大規模な爆発が立て続けに発生し、2人が死亡、14人が行方不明となっている。負傷者も80人以上報告されていると、同基地の司令官が5日に明らかにした。
現場の状況と被害
爆発発生から1日が経過したが、周辺の通りにはがれきが散乱し、近隣の建物の窓ガラスは粉々になったままとなっている。
同基地司令官のアントニオ・アマルー中佐は、ビアチャ軍基地で発生した2回の爆発について、「影響を受けた区域にいた制服組の要員14人の所在が依然として確認されていない」とし、捜索・救助活動が進行中だと説明した。
行方不明者と死亡者の詳細
ボリビア国防省によると、行方不明となっているのは軍曹1人と、18、19歳の徴集兵13人。死亡したのは、義務兵役の1年目を務めていた若者2人だった。
爆発の原因については、現在調査が進められている。
家族の不安と周辺への影響
基地周辺では、駆け付けた家族と警備にあたっていた機動隊が対峙する様子も見られた。AFPの記者は、先住民アイマラの人々が、不安な表情で家族の安否を尋ねたり、無理に中に入ろうとするのを阻まれたりする様子を目撃した。
駆け付けた家族の一人はAFPに対し、「現場では、石一つ、セメントのかけら一つどかされていない。私の甥はまだがれきの下にいる」と指摘した。
また別の男性は、息子が行方不明者のリストに入っているかを確認したいだけだとし、「特定の兵士がそこにいるかどうか教えてほしい、ただそれだけだ」と訴えた。
爆発の衝撃により、周辺地域では家屋の屋根が吹き飛ばされた他、石が飛び散り、木々が根こそぎ倒れるなど、数十軒の住宅に被害が出た。
エルネスト・フスティニアーノ国防相は5日の報告で、最初の爆発には「現場に保管されていた黒色火薬」が関係していたとし、より大規模となった2回目の爆発の原因については現在調査中だと述べた。



