大学ラグビーの新シーズンがまもなく開幕する。関東大学対抗戦は12日に初戦を迎え、関東大学リーグ戦と関西大学リーグは翌13日に開幕する。今季新設された国際大会「ネーションズ選手権」に臨む日本代表には、伊藤龍之介(明大)やプロップ大塚壮二郎(関学大)ら新戦力が加わった。来年10月開幕のワールドカップ(W杯)を控え、次世代を担う大学生のパフォーマンスが注目される。
早大、7年ぶり日本一へ順調な仕上がり
大学選手権の決勝で2年連続涙をのんだ早大は、7年ぶりの日本一へ順調な仕上がりを見せる。菅平合宿の締めくくりとなった8月26日の京産大戦は53-35と大勝。選手たちの表情に充実感が広がった。
指揮を執って6季目を迎える大田尾竜彦監督は「試合ごとに課題が出て、それをみんなで乗り越えていった。満足のいく合宿だった」とうなずいた。
ルーキー台頭と強力スクラム
大学2年で日本代表に抜擢されたFB矢崎由高が不在の穴を感じさせなかった。SO服部亮太のロングキックは健在で、得点力の高さは今季の早稲田も揺るがない。
全国高校大会で3連覇した桐蔭学園高から鳴り物入りで加入したSO竹山史人、早稲田佐賀高出身のFB吉廻温真(よしざこ・はるま)らルーキーも定位置奪取へアピールし、バックス陣の競争は熾烈さを増している。
際立ったのがスクラムの強さだ。伝統的にスクラムに自信を持つ京産大に押し勝っただけでなく、19-21で競り負けた同16日の帝京大戦で、後半追い上げる流れを生み出したのもスクラムだった。強力FWを擁する両チームに力勝負で引けを取らなかったことは、明るい材料になったはずだ。



