和歌山地裁は、和歌山市の自宅で当時2歳の長女に暴行を加え死亡させたとして保護責任者遺棄致死罪に問われた父親の晴流被告(26)と母親の菜々美被告(26)を拘禁刑8年とする判決を言い渡した。両被告と検察が上訴権を放棄したため、判決が確定したことが29日、地裁への取材で分かった。
事件の経緯
判決によると、両被告は令和6年秋ごろから長女に対する虐待を開始。長女は顎をけがし、十分に食事を取れない状態だったが、被告らは治療を受けさせなかった。その結果、長女は令和7年7月に外傷性ショックで死亡した。
公判での供述
公判で晴流被告は、長男と比べて育てづらかったと説明。菜々美被告は、親族に長女の容姿を悪く言われたことをきっかけに「かわいくないと思うようになった」と述べた。
判決の指摘
判決は「愛情を持って育ててもらえるはずの両親に治療を受けさせてもらえず、短い生涯を終えた絶望感は察するに余りある」と指摘した。



