台風25号の土砂崩れ、地形が影響か 京大教授の調査に同行
台風25号の土砂崩れ、地形が影響か 京大教授の調査に同行

台風25号による大雨で、千葉県や神奈川県では土砂崩れによる被害が発生した。土砂災害が相次いだ背景には何があったのか。京都大防災研究所の竹林洋史特定教授(砂防工学)の現地調査に同行した。

千葉県鴨川市の現場

千葉県鴨川市西町では、裏山から崩れた土砂が複数の家屋を押し流した。取材した25日時点で、消防などによる行方不明者の捜索が続いていた。住宅から約60メートル上の斜面から、幅約40メートルにわたって崩れていた。

竹林さんが調査前に、地形をもとに解析したところ、土砂は複数回崩れ、速いものは90メートルの距離を11秒ほどで流れた可能性がある。

崩壊のメカニズム

竹林さんは現地の状況を踏まえ、最初に幅20メートルほどの斜面が崩れ、崩れた土の一部が隣り合う斜面の下部を侵食し、東側に崩壊が広がったのではないか、と見ている。

この場所は土砂災害警戒区域に指定されている。現地調査では、地形が崩壊の広がりに影響した可能性が指摘されている。