トヨタ自動車の子会社「シンテックホズミ」(愛知県みよし市)の営業秘密を漏らしたとして、愛知県警は5日、ともに元社員で会社員の男(48)=愛知県豊田市=と女(60)=同市=を不正競争防止法違反(営業秘密の領得、開示)の疑いで逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。
漏えいしたのは無人搬送車充電装置の原価データ
県警によると、営業秘密は、シンテックホズミが製造、販売している無人搬送車充電装置の原価に関する電子データで、製造に必要な商品の仕入れ先や単価の情報だという。
逮捕容疑は、共謀の上、女が2024年9月23日、電子データを複製して入手し、男に漏らしたというもの。
取引先に転職した男が元部下に漏えい依頼か
県警は、取引先の会社に転職していた男が、元部下の女に漏洩を依頼したとみている。データは、社内サーバーから女のパソコンに複製後、クラウド上にアップロードされており、男も閲覧、ダウンロードできる状態になっていたという。
男は2023年1月まで、女は2025年6月までそれぞれシンテックホズミに勤務していた。
シンテックホズミがコメント
シンテックホズミによると、無人搬送車は工場や倉庫などで自動で物を運ぶ機械。同社は「関係者に、ご迷惑、ご心配をおかけしたことをおわび申し上げる。情報管理の徹底に取り組む」などとコメントした。