警視庁は24日、秋の人事異動後初の署長会議を同庁本部(東京都千代田区)で開いた。筒井洋樹警視総監は本部の幹部や署長ら約270人に、匿名・流動型犯罪グループ(匿流)が「使い捨ての犯罪実行者を利用して、一般住宅や貴金属取扱業者を狙った強盗や侵入窃盗を実行するなど、犯行態様がますます悪質、卑劣化している」と指摘。標的(ターゲット)情報を得たら、組織を挙げて人命保護を最優先に警戒態勢を整え、不審者への職務質問などにより犯行を抑止するよう指示した。
災害対策でも指示
筒井氏はまた、災害対策についても、首都直下地震が「いつ現実のものとなってもおかしくない」、今夏の大雨は都内で「河川の氾濫(はんらん)危険警報や土砂災害危険警報が発表される事態となった」などと言及。関係機関と、あらゆる被害の可能性を想定した危険箇所などの再確認▽有事の態勢▽被害情報の収集・伝達の手順・方法▽交通規制や避難誘導のあり方――などの検討を進めるよう求めた。実践的な訓練の反復継続や課題の抽出、対応要領の不断の見直しも命じた。
公安委員会委員長も警戒呼びかけ
一方、都公安委員会の広瀬道明委員長も出水期が最終盤を迎えるとして、「警戒を怠ることなく、備えを万全にし、遺漏なきようお願いする」と述べた。