韓国軍、DMZ地雷爆発6日目で調査開始 北朝鮮関与の可能性も
韓国軍、DMZ地雷爆発6日目で調査開始 北朝鮮関与か

韓国軍は27日、北朝鮮との軍事境界線付近にある非武装地帯(DMZ)で21日に起きた2回の爆発について、国連軍司令部などと現場調査を開始した。21日の爆発は地雷によるとみられ、韓国軍幹部3人が重軽傷を負った。北朝鮮の地雷だった可能性がある。

発生から6日目での調査開始

発生から6日目にしてようやく現地調査が始まった。韓国の野党勢力は、南北対話を模索している李在明政権が北朝鮮への配慮から現地調査を遅らせているとして追及を強めていた。

DMZには朝鮮戦争当時のものを含め多数の地雷が残っているとされる。また、最近は北朝鮮がDMZ北側で地雷埋設を進めている。北朝鮮の地雷が大雨で流出したり、北朝鮮がDMZ南側に故意に地雷を埋設したりした可能性も指摘されている。

調査の状況と課題

韓国軍の発表によると、27日の調査には約40人を投入。この日は爆発地点まで到達できなかったため、後日改めて調査を行う。現場周辺は地雷原で危険性が高く、調査チームの疲労を考慮したという。

韓国軍は爆発原因を徹底的に究明するとし、「確認された事実を国民に透明性をもって説明する」と強調した。聯合ニュースによると、27日の調査では事故現場に到達できなかったため、爆発物の残骸も収集されていない。爆発物の破片は、北朝鮮軍の地雷か韓国軍などの地雷かを究明する手がかりになる。

政権への批判と今後の見通し

韓国紙の朝鮮日報は、2015年に北朝鮮の地雷爆発事故が発生した際、韓国軍は当日に現場で破片を回収したと指摘。今回の事故直後には国連総会の一般討論演説を控えていたことなどから、北朝鮮との「平和共存」を訴える李政権は「地雷爆発と北朝鮮の関連」が明らかになることを最大限遅らせようとしたとの見方を伝えた。