滋賀県消費生活センターに寄せられた2025年度の消費生活相談が1万3520件(前年度比1240件増)に上り、令和に入って最多となったことが県のまとめでわかった。「SNS広告を見て注文したが届かなかった」などのSNS関連の相談が急増しており、センターは注意を呼びかけている。
SNS広告を巡る相談が急増
センターによると、近年の相談数は18年度の1万5098件をピークに、1万1000件台まで減ったが、24、25年度の2年連続で増加した。インターネットの通信販売に関する相談が目立っており、25年度は全体の2割の2662件(同508件増)を占めた。
このうちSNS関連の相談は841件(同224件増)だった。化粧品や健康食品の購入を巡り、「『お試し価格500円』という広告をみて1回のつもりで購入したが、定期購入になっていた」「商品が届かず、業者とも連絡がとれない」といった相談が多かった。
高齢者からの相談が過去5年で最多
年齢別にみると、相談は、70歳代(16・9%)、60歳代(15・9%)、50歳代(14・2%)、80歳代以上(10・8%)の順に多かった。中でも高齢者(65歳以上)からの相談は過去5年で最多の4727件となり、全世代に占める割合は35%に達した。化粧品(378件)、健康食品(257件)に加え、「クレジットカード会社から身に覚えのない請求があった」といった金融関連サービスに関する相談(143件)が増えたのが特徴だ。
点検商法の相談は高止まり
屋根や給湯器などの点検を巡り、「工事をしないと危険」などと不安をあおって契約させる「点検商法」の相談は170件と高止まりしており、その約6割は高齢者からだった。
悪質リフォーム業者による犯罪行為など「匿名・流動型犯罪グループ」(トクリュウ)の関与が疑われる事案も発生しており、センターは「事業者を装って訪問するトクリュウのケースは警戒が必要だ」と警鐘を鳴らしている。



