京都アニメーション(京アニ)第1スタジオを放火し、社員36人を殺害したとして殺人罪などに問われた青葉真司被告(45)の裁判で、京都地裁は24日、死刑判決を言い渡した。
判決公判は午前10時から始まり、青葉被告は車いすに乗って入廷。裁判長が判決を読み上げる間、うつむいたまま時折顔を上げていた。判決後、被告は何かを話す様子もあったが、詳細は明らかになっていない。
責任能力争うも完全責任能力認める
弁護側は「妄想性障害で心神喪失か心神耗弱だった」と主張し、無罪か減軽を求めていたが、地裁は「犯行当時、完全責任能力があった」と認定した。検察側は「前代未聞の大量殺人で、刑事責任は極めて重大」として死刑を求刑していた。
青葉被告は2019年7月18日、京都市伏見区の京アニ第1スタジオにガソリンをまいて放火し、社員36人を殺害し、32人に重軽傷を負わせたとされる。
被害者遺族「判決は当然」
判決後、遺族や京アニ関係者は「判決は当然だ」などと語り、死刑判決を支持する声が上がった。一方で、被告の更生を訴える声も一部にあった。
この事件は、平成以降で最悪の殺人事件となり、アニメ業界や社会に大きな衝撃を与えた。判決を受け、京アニは「コメントを控える」としている。



