16世紀半ばの戦国時代、神社の改修にあわせて作られたとみられる木製の「棟札」が石川県能登町の収蔵庫から見つかった。当時の能登半島の人々の信仰の様子が分かる貴重な資料だという。
閉校校舎の収蔵庫で発見
能登町教育委員会事務局の学芸員、寺口学さん(37)が8月、閉校になった旧真脇小学校を活用した町の収蔵庫で発見した。町では2023年度から収蔵品台帳の更新作業に取り組んだが、24年1月の能登半島地震で資料が散乱し、整理作業中に見つけたという。
棟札とは
棟札は、建築や修築を記念して建物の高所に据えつけられる木札で、工事の年月日や関係する人名などが記される。
戦国時代の棟札は、江戸時代の棟札などとともに紙にくるまれて保存されていた。寺口さんは「『(年号の)天文』の2文字がまず目に入り、貴重なものだとすぐに分かった」と話す。大きさは縦41.2センチ…