北海道新聞記者をロシアがスパイ容疑で拘束、日本政府が抗議と面会要請
北海道新聞記者をロシアがスパイ容疑で拘束、日本政府抗議

ロシアの情報機関「連邦保安局(FSB)」は13日、ロシアの防衛力に関する情報を収集したなどとして、極東サハリン州にある北海道新聞ユジノサハリンスク支局の男性記者をスパイ容疑で拘束したと発表した。日本政府は事実関係と安否の確認を急いでいる。

拘束の経緯と容疑内容

FSBは男性記者について、「ロシアの安全保障を脅かす目的で、日本の情報機関の指示に基づき、情報を収集し、保管していた」と主張している。ロシア側によると、男性記者は13日、ロシアから出国する直前にサハリン州で拘束され、その後モスクワに移送されて逮捕された。

インターファクス通信によると、モスクワの裁判所は12月12日まで約2か月の勾留を認めた。ロシア当局は拘束時や勤務する支局を捜索する様子の映像を公開している。

日本政府の対応

外務省の中村仁威欧州局長は14日、ニコライ・ノズドレフ駐日ロシア大使を外務省に呼び、男性記者に関する説明を受けていないと抗議し、情報提供を求めた。男性記者との面会も要請した。

木原官房長官は14日の記者会見で、ロシア当局に対して「人道的な配慮や、公正で公平な取り扱い」を行うよう申し入れていると説明した。北海道新聞は14日、取材に「詳細は確認中だ。記者の安全確保を最優先に対応する」とコメントした。