理不尽な要求で職員の業務を妨害されたとして、大阪市が市内の男性を相手に損害賠償を求めて大阪地裁へ提訴する方針であることが分かった。電話や面談での対応は計600回を超える。
600回超の電話・面談対応
市によると、男性は記録が残る2023年5月から今年6月まで、市立プールの設備不具合や施設の汚れなどについて複数の部署に説明や謝罪を繰り返し要求。電話対応は548回、面談対応は93回に及んだ。
その際、職員に対して「くそったれ」「仕事を辞めてしまえ」「捕まえたる。覚悟しとけ」などと罵声を浴びせることもあったという。
賠償請求と提訴の時期
訴訟では、男性に対する面談の強要や長時間電話の差し止めを請求。対応に要した時間の職員の給与相当額約40万円の賠償も求める。
15日に開会する市議会で関連議案を提出し、可決されれば10月にも提訴に踏み切る。
市のカスハラ対策の経緯
市によると、カスハラをめぐる提訴は2022年以来。市は2025年に職員がカスハラを受けた場合の対応を定める基本方針を策定した。
事前に実施した職員へのアンケートでは、約3割の職員が過去3年間にカスハラを受けていることが明らかになっていた。



