2026年9月2日のワールドプレミアで復活した三菱自動車の新型「パジェロ」は、同セグメントで人気のトヨタ自動車「ランドクルーザー250」と競合するのか。両車のサイズとデザインを比較した。
ボディサイズと取り回しの比較
新型パジェロのボディサイズは全長4,920mm×全幅1,925mm×全高1,910mm、ホイールベースは2,870mm。一方、ランクル250は全長4,925mm×全幅1,980mm×全高1,935mm、ホイールベースは2,850mmだ。
全長、全高、ホイールベースの差は小さく、ほぼ誤差の範囲と言える。大きく異なるのは全幅で、パジェロの方が55mm狭い。細い道路の多い日本での取り回しを考慮すると、これは大きい差になりそうだ。
最小回転半径はパジェロが5.8m、ランクル250が6.0m。幅が狭く回転半径も小さいパジェロは、さまざまな場面で扱いやすいとみられる。
悪路走破性とタイヤの違い
悪路走破性を示す最低地上高と各アングルは、パジェロが230mm×30.4度×22.6度×25.8度、ランクル250が225mm×30度×23度×23度でほぼ互角。どちらも本格クロスカントリーモデルらしい性能を持つ。
装着タイヤはパジェロが255/55R20のTOYO「オープンカントリーH/T」、ランクル250がワンサイズ大きな265/60R20のダンロップ「グランドトレックPT22」(発売当時)。スペアタイヤをボディ下に収める点は共通だ。
デザイン:よく似た力強いスタイリング
新型パジェロのデザインコンセプトは「グランドカリスマ-泰然自若-」。従来のクロスカントリー車としての価値を継承しつつ、モダンさとエクスプローラー性を融合した「独創進化」を遂げたという。デザインフィロソフィーは「格」「鍛」「純」の3つの漢字で表される。
特徴的なのは「剣道マスク」と呼ばれるフロントフェイス。T字型デイライトの間にある6本の横桟グリルは剣道の防具を思わせる。グリルは横桟タイプとハニカムタイプの2種類を用意。プロジェクターヘッドライトは障害物との接触を避けるため、T字型デイライトの奥まった位置に取り付けられ、テールランプも同じT字型デザインだ。
四角く筋肉質なボディは引き締まり、「PAJERO」のロゴが刻まれたアンダーガードやフェンダー上部のサイドロゴ、初代パジェロのロールバーから着想を得たCピラーなどが力強さを増幅する。左右のフロントフェンダーが盛り上がるデザインは、大きなボディの見切りも良くするという。
一方のランクル250も、約2年前のデビューから時間が経っても古さを感じさせない新鮮なデザイン。四角いボディとタイヤ周りのワイドフェンダー、左右が盛り上がるボンネットのラインなど、力強さは満点だ。ライトはフロントがコンパクトな四角い枠内のプロジェクター式、リアは角形縦2灯で落ち着いた雰囲気。派手さを主張しない精悍なルックスである。
両車とも純粋なラダーフレームを採用した本格クロカンらしい仕上がりだ。次はドアを開け、内部を比べてみたい。



