国立社会保障・人口問題研究所は11日、2025年の出生動向基本調査の結果を発表した。未婚の若者の3人に1人が異性との交際を望んでおらず、「一生結婚するつもりがない」と回答した割合も男女とも初めて2割を超えるなど、結婚への意欲の低下が目立った。
未婚者の交際と結婚に関する意識
調査はほぼ5年に1回行われ、今回は昨年6月に実施された。全国の未婚者3578人と夫婦5024組から回答を得た。
調査結果によると、18~34歳の未婚男性の35.7%、未婚女性の35.3%が「異性との交際を望まない」と回答した。30歳代前半で異性との交際経験がないとした未婚者は、男性で40.5%、女性で28.9%に達した。
結婚意欲の低下とその背景
「一生結婚するつもりがない」との回答は、男性が24.0%、女性も21.5%に上った。2002年の調査では男性は5.4%、女性は5%にとどまっており、この20年余りで男女とも4倍ほどに急増した。
「結婚に利点がない」と考える未婚者の割合も男性が42.8%、女性が36.0%で過去最高を更新した。社人研は「趣味や娯楽を優先する生活様式の多様化が影響している」と分析している。
夫婦の子ども数と育児負担
一方、夫婦への調査では「予定する子どもの数」が1.95人と、初めて2人を下回った。さらに、3組に1組は、実際に産んだ子どもの人数が結婚時に考えていた人数に達しておらず、経済面を含めた育児の負担を懸念する夫婦が多いとみられる。



