米兵女性殺害事件で沖縄知事が週内に上京し高市首相らに抗議へ、綱紀粛正を要求
米兵女性殺害で沖縄知事、週内上京し首相らに抗議へ

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属の米海兵隊員が女性への強盗殺人容疑で逮捕された事件を受け、沖縄県の古謝玄太知事は5日午前、報道陣に対し、週内に上京して高市首相らに米軍の綱紀粛正などを求める意向を明らかにした。

古謝知事は「本当に凶悪な犯罪が起き、米兵が逮捕されたという看過できない事態」と述べ、政府に抗議の上、捜査の徹底と再発防止を求める考えを示した。

在沖米軍トップらへの抗議予定

5日午後には、在沖縄米軍トップの四軍調整官と駐沖縄米国総領事のほか、防衛省沖縄防衛局長と外務省沖縄事務所の沖縄担当大使を県庁に呼び、抗議する予定。

事件の経緯と容疑者

事件は3日未明、那覇市内のホテルで、同市の女性(39)を殺害し、女性の財布とリュックサックを奪ったとして、米海兵隊の上等兵、デビン・バラード容疑者(20)が4日に逮捕された。容疑を否認しているという。死因は首の圧迫による窒息だった。

県警によると、この財布とリュックサックが3日にホテル周辺で見つかっていたことが判明。防犯カメラ映像などでは、当時ホテルで女性と同行していた人物は、いずれも黒色のタンクトップとズボン姿で、白いスニーカーを履いていたが、3日深夜に県警の捜査員がバラード容疑者を沖縄市内で発見した際には服装は異なっており、着替えた可能性がある。県警はスキンヘッドといった外見に加え、同行した人物とバラード容疑者の特徴的なタトゥーが類似しており、確保したという。

政府の対応

木原官房長官は5日の記者会見で、「地元の皆様に大きな不安を与えるものであり、あってはならない」とした上で、「これまでも様々な(事件事故防止の)取り組みが行われてきたにもかかわらず、米軍人が逮捕されたことは極めて遺憾だ」と述べた。また、米側が捜査に全面的に協力し、できることは全て行うと表明しているとして、「在日米軍の綱紀粛正と再発防止の徹底を働きかけていく」と話した。