学校法人「森友学園」を巡る財務省の決裁文書改ざん問題で、改ざんを強いられ自殺した元近畿財務局職員の妻・赤木雅子さん(55)が国に対し、同省が不開示とした別の職員のノートなどの開示を求めた訴訟の第1回口頭弁論が14日、大阪地裁で開かれた。国側は請求棄却を求めた。
妻の意見陳述
雅子さんは「改ざん問題から10年近くたつ。財務省にいまだに振り回されている。真実を知りたい」と意見陳述した。
不開示の理由と経緯
訴状によると、同省は今年4月、「筆跡や内容から職員個人が特定され、権利侵害の恐れがある」としてノートの不開示を決めた。
雅子さんが文書開示を求めた訴訟では、同省の文書不開示決定の取り消しを命じた昨年2月の大阪高裁判決が確定し、同省は昨年4月~今年4月に計7回にわたり、関連文書計約14万6000ページを開示したが、このノートは含まれていなかった。開示文書には、改ざんの詳しい経緯が分かる記述はなかった。