戦後81年、特攻戦没者の慰霊祭 水戸と鉾田で遺族らが平和祈る
戦後81年、特攻戦没者の慰霊祭 水戸と鉾田で

太平洋戦争末期に特攻隊として出撃した戦没者を追悼する慰霊祭が11日、県内2か所で開かれた。遺族や関係者らが参列し、戦没者の冥福と平和への祈りをささげた。

水戸市では約70人が玉串奉納

水戸市の茨城県護国神社では、特攻隊の慰霊像「特攻勇士之像」の前で参列者約70人が玉串奉納などを行った。主催した県特攻戦没者慰霊顕彰奉賛会によると、県内では特攻隊員として194人が戦死したとされる。

同会の幡谷定俊会長は「国のために命をささげた人がいるということが風化して忘れられないよう、慰霊祭を続けていきたい」と話した。

鉾田市では市長ら約40人が献花

鉾田市にある鉾田陸軍飛行学校跡の顕彰碑前には、井川茂樹市長など県内外から約40人が献花に訪れた。1940年に設立された同校は、44年に鉾田教導飛行師団に改編。陸軍初の特攻隊「万朶隊」などが出撃し、11隊67人がフィリピンなどで戦死した。

鉾田陸軍飛行学校顕彰碑奉賛会の東野一也会長は「鉾田からも特攻隊が出撃していたという事実を知ってもらいたい。活動を通じて後世に伝えていければ」と語った。